冷暖房をたった1℃上げ下げするだけで年間約1,800円も節約!

冷暖房をたった1℃上げ下げするだけで年間約1,800円も節約!

部屋の温度を快適にするため、エアコンの設定温度を気にせず過ごしていませんか?

エアコンは、暑さや寒さを感じさせない部屋の温度をキープしてくれますが、使いすぎると電気代が気になりますよね・・・。

実は、エアコンの設定温度をたった1℃調節するだけで、年間の電気代を節約できるんです!

そこで今回は、冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低くすると、どれくらいの節約につながるのか、詳しく紹介します。

1.エアコンの設定温度を1℃上げ下げするだけで節約になる!

家庭環境や地域によって違いますが、冷暖房機は平均一年間で約半年使用します。

たった半年という短い期間ですが、寝苦しい熱帯夜や外気温が氷点下の厳しい冬は、24時間フル運転している家庭も多いでしょう。

1日中つけっぱなしにすると一ヶ月の電気代もグンと高くなるため、家計費に大ダメージですよね。

電気代の高さも気になりますが、それだけではありません!
ガンガンにフル稼働させているエアコンは、地球温暖化を進行させる原因のCO2の排出量を高めているのです。

エアコンの設定温度を1℃上げ下げするだけで電気代の節約ができ、さらにCO2の排出量も抑えられます。一体、どれくらい減らせるのか、チェックしていきましょう。

1-1. 電気代は約3ヶ月で約1,800円の節約

夏と冬に大活躍するエアコン、フル運転する季節は一ヶ月あたり平均月3,000円の電気代がかかっています。

家庭によって「今月の電気代が2万円!」という請求書も珍しくなく、快適に過ごすためとはいえ金銭的に大きなダメージですよね。

電気代を少しでも節約したいなら、エアコンの設定温度を夏は1℃上げて冬は1℃下げるだけで、1割も請求額が低くなるのです。エアコンの使用期間は平均半年間なので、なんと1,800円も電気代を節約できる計算!

1ヵ月に換算すると300円ですが、エアコンの設定温度に気をつけるだけで、年間にすると大きな節約ができますよ。

1-2. さらに冷暖房の使用を1時間短縮すると電気代は約1,610円も節約!

エアコンを人がいる間、ずっと運転し続けている家庭は多いでしょう。外の暑さや寒さを感じさせない部屋は快適で、エアコンを停止するなんてイヤですよね。

でも、1日1時間エアコンの運転を短くしただけで、年間の電気代が約1,610円も節約できるとしたらどうでしょうか?

夏と冬別の電気代の節約額がこちらです。

夏(冷房):約510円(年間電気省エネ:18.78kwh)
冬(暖房):約1,100円(年間電気省エネ:40.73kwh)

とくに、冬は電気代節約のチャンス!
冷暖房機は冷たい空気を作るより、温かい空気を作る方が電気を使うため、どうしても電気代が高くなってしまうのです。

使用時間を短縮しただけで電気代の節約をできるのは、エアコンだけではありません!
ガスや石油ファンヒーターの暖房機も、使い方を変えるだけで大きな節約ができます。

経済産業省の資源エネルギー庁が、具体的な電気代の節約額を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

参考:
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html
(経済産業省の資源エネルギー庁/無理のない省エネ節約)

1-3. CO2は年間約33kg削減できる

CO2の排出量なんて、普段あまり意識して過ごすことはないでしょう。ここ最近増えている台風やハリケーン、猛暑日、大寒波は、地球温暖化の影響です。

地球温暖化の原因は、私たちが何気なく使っているエアコンから排出されるCO2が関係しているため、設定温度や使用時間の短縮だけで、年間約33kgも削減できます。電気代の節約と同時にエコな取り組みができるので、毎年継続することで、大きな貢献につながるでしょう。

2.簡単にできるエコなエアコン(冷暖房)の使い方

エアコンの設定温度の調節や使用時間の短縮は電気代節約ができるとはいえ、快適に過ごせなければ毎日取り組むのは難しいですよね。

そこで、エアコンの温度を夏は1℃上げて冬は1℃下げても快適に過ごせる工夫を5つ紹介します。簡単にできるので、ぜひ参考にしてくださいね。

2-1.扇風機やサーキュレーターで空気を循環

白い扇風機の写真

エアコンを運転しても、部屋の一部分だけしか快適な温度が保たれていないってことありませんか?

これの原因は、冷たい空気は下、温かい空気は上に溜まることです。

扇風機やサーキュレーターで空気を循環させることで、部屋全体が快適な温度になりますよ。

2-2.カーテンやすだれで窓からの熱と冷気を遮断

夏は窓にレースのカーテンやすだれ、冬は厚手のカーテンで外からの熱と冷気を遮断するだけで、部屋温度は快適に保てます!

カーテンやすだれなどで光を遮断してしまうと、部屋が暗くなってしまいますが、季節によってはエアコンを使わなくても快適に過ごせるでしょう。

2-3.室外機の周囲に物を置かない

裏庭にある室外機の写真

室外機は、室内機が吸い込んだ空気の熱を外へ排出する役割があるため、周囲にダンボールや物を置くと部屋を温めたり冷たくできません!

室外機はできるだけ熱が排出できるような環境に設置して、冷暖房の効果が高まるようにしましょう。

2-4.冬の寒さは電気代の安い暖房機器を併用

みかんが置いてあるつくえの写真

寒さが続く厳しい冬は、曹丕(そうひ)電力の低い暖房機器を使うことで、電気代を大幅にカットできます!

例えば、1時間あたりで比較すると、エアコンは23円なのに対し、こたつはわずか3円です。20円の差ってすごくないですか?

エアコンは部屋全体を温め、こたつは足元を温めてくれるため、役割はそれぞれ違うのですが・・・。

でも、エアコンの設定温度を下げて消費電力の低い暖房機器を併用するだけで、電気代も暖かさも満足できるのでメリットが大きいですよ。

2-5.エアコンクリーニングで効き目アップ

エアコンの汚れたフィルターを取り出している写真

エアコンが汚れていると熱効率が悪くなるため、電気代が高まります。エアコンで一番汚れやすいフィルターは自分でも簡単にできるので、2週間に1回のペースで掃除しましょう。

また、エアコンの内部にある熱交換器にもホコリやカビが詰まりやすく、自分でも掃除はできますが故障しやすい箇所なので、専門業者にエアコンクリーニングをお願いするのがおすすめです。

3.まとめ

エアコンの冷暖房の温度を、夏は1℃高く冬は1℃低くするだけで、年間1,800円も電気代を節約できるのはうれしいですよね。

また、1日1時間使う時間を短くするだけでも、年間1,610円の節約ができるので、ぜひ実践してみてくださいね。

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